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ライター大曲智子のお仕事とときどきフリートーク。ご相談やご連絡、記事のご感想などは→detroit_8000@hotmail.com

「Blanc」発売中

「Blanc(ブラン)」No.4が発売中です。

版型が今までよりも大きくなり、中綴じに変わりました。
ファッションページも読み物ページも、大ボリュームの充実ぶり。
女子全員に買っていただきたいという思いで、編集部スタッフが頑張って作りました!



私は、カルチャー連載「BLANC'S TOPICS」の中の、MOVIEページを担当。
今回紹介したのは、『まほろ駅前多田便利軒』です。

原作は三浦しをんの同名小説。
ゲルマニウムの夜』、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』ですでに注目度の高い、
大森立嗣監督の3作目です。
(父の麿赤兒、弟の大森直朋も出演しています!)

瑛太と松田龍平がW主演。それぞれの持ち味が存分に引き出されています。

駅前で便利屋を営む多田(瑛太)と、そこに転がり込んできた同級生の行天(松田)。
やる気があるんだかないんだか、淡々としたテンションで仕事をする多田。
便利屋という仕事を通じて様々な人と触れ合う感動のストーリー…
…なんてトーンの映画じゃなさそうなことが、
彼のキャラクターから察知できてしまいます。

そして、だらけた服装と、裸足にサンダルという、これまた社会に適合できないこと間違いなしの風貌の、行天。
人としてダメなのに妙に子供とかに人気がある人、っていますよね。
彼がまさにそう。

便利屋とは、誰かの求めに応える仕事。
事の大小はともあれ、立派に人の役に立つ仕事です。
人の役に立つということが、多田にとってはどういう意味があるのか。
見知らぬ人同士のつながりが求められている今、
偶然とはいえタイムリーな内容の作品となりました。

『まほろ駅前多田便利軒』
4月23日より新宿ピカデリーほか全国ロードショー



そして今回はもうひとつ記事をお手伝い。
ゴム引きコートといえば? そう、「マッキントッシュ」!
マッキントッシュのブランドの成り立ちと、新作コートを紹介する特集ページです。
私は、ファッション業界周辺の、マッキントッシュ愛用者の方々を取材させていただきました。
スタイリストの澤田美幸さん、竹淵智子さん、鈴木肇さん。
そしてかの有名なアートディレクター、平林奈緒美さん。
四者四様のコーディネイト。
どの方も、思わず見とれてしまうほどの着こなしを見せてくださいました。必見です!