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ライター大曲智子のお仕事とときどきフリートーク。ご相談やご連絡、記事のご感想などは→detroit_8000@hotmail.com

「2nd」9月号発売中/原田芳雄さんのこと

『2nd(セカンド)』9月号発売中です!

映画インタビューページでは、
公開中の映画『大鹿村騒動記』に出演している岸部一徳さんに取材させていただきました。

あまりメディアに出ることが少ない岸部一徳さん。
かつてはザ・タイガースのリーダーとして、GSブームをけん引した、
超スーパーアイドルです。
私の母も今回の取材に大騒ぎしていたほど!
中年男女の恋を描いた『いつか読書する日』や、『必死剣 鳥刺し』での悪役ぶりなど、
主役も脇役もできる名俳優として、今ではすっかりおなじみですね。


飄々とした役が多い岸部さんですが、
ご本人もイメージ通り、いやイメージ以上にのんびりとした方でした。
絶頂の人気を経験した後に音楽をきっぱりとやめ、
俳優に転身したものの、そうすぐに仕事が来るはずもなく…。
そんなとき岸部さんはどうしたのか?
30代前半で経験した貴重な体験をお話しいただきました。

30代、転職といったキーワードにピンと来る方は、
ぜひご一読ください!


そんな岸部さんが出演された大鹿村騒動記』は、
長野県大鹿村に300年伝わる大衆歌舞伎に感動したという、
主演を務めた原田芳雄さんが企画から携わって、映画にしたもの。
遺作として最高の出来になっていると思います。
みんなで笑って、みんなで泣いて。
映画の楽しさが詰まった素晴らしい映画だと、本当に思います。

私は一昨年、『ウルトラミラクルラブストーリー』公開の際に、
原田芳雄さんにお会いしたいと、
なんとかお願いして取材をさせていただいた経験があります。
『竜馬暗殺』などの過去作品を観たり、原田さんのブルースのアルバムを買って聴いたり、
もちろんタモリ倶楽部で鉄道の話をするときの少年のような表情にも惚れこんで。
とにもかくにも原田芳雄さんの大ファンとなっていたのです。
きっかけは意外と普通で、ドラマ「砂の器」の父親役だったりするのですが。

そんな原田さんが最後の役者生命を賭けて臨んだ、
大鹿村騒動記』。ぜひスクリーンでご覧いただきたいです。
スタッフやキャストも必見! 大作では絶対にできない豪華キャストです。
いつでも1000円で観られます。家族そろって映画館へ!

『大鹿村騒動記』公式サイト



あらゆるジャンルで活躍するアーティストを紹介する、
「The Visual Performer」連載では、
ガーデナー(庭師)の石原和幸さんを取材させていただきました。

長崎で生まれ育ち、
学生時代はモトクロスの世界チャンピオンを目指していたという、石原さん。
視力低下でモトクロスの道を断念。
家業を手伝うつもりで始めた華道に惹かれ、花屋の仕事を始めます。
事業拡大に失敗し、借金返済の手段として始めた庭仕事が、
石原さんの人生を大きく変えました。
石原さんはついに、ガーデニングの世界でチャンピオンになることになります。
それがどれほどの偉業なのか、この取材記事で伝わればうれしいです。
石原さんの美しい作品の写真と合わせ、ぜひご一読ください!

「石原和幸デザイン研究所」サイト


ちなみに、取材場所となった表参道のカフェ&バー「風花」は、
石原さんが手がける、花と緑に囲まれながらお茶やお酒をいただけるお店。
外壁にもたくさんの緑が飾られているのですが、
「素敵な鉢植えがほしいんですよね~」とつぶやいていたところ、
太っ腹な石原さんに、可愛い寄せ植えをいただいてしまいました!
そりゃあれだけおねだりしていたら、あげざるをえないですよね…すみません!

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石原さんありがとうございました!