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【アニメ礼讃記】宇宙戦艦ヤマト2199 第二章「太陽圏の死闘」

昨夜、宇宙戦艦ヤマト2199」第二章の関係者試写に行ってきました。
総監督の出渕裕監督にインタビュー取材したのをきっかけに、
第一章から応援していますが、それが理由じゃないんです。
私はもともとオリジナル版「宇宙戦艦ヤマト」のファンであり、
今回の「宇宙戦艦ヤマト2199」も、現代アニメ最高のクオリティなので、
たくさんの人に観てもらいたいんです。

※以下の内容にネタバレはないですが(公式サイトなどで得られる情報ばかりです)、これから観る予定の方はご注意ください。

1974年にテレビ放送された「宇宙戦艦ヤマト」(ヤマト第1作)をベースに、
最新のアニメーション制作技術と科学的見地で再構築をする。
オリジナル版に最大限のリスペクトを持っているのが、今作のポイントです。
設定やストーリー、絵コンテはオリジナル版にほぼ準じている。
だからこそ、38年も前にこのようなアニメがあったということに、ただただ感服するしかなくなります。

第一章(1~2話)でイスカンダルに向かい地球を飛び立ったヤマト。
第二章(3~6話)では、火星圏、木星圏、そして冥王星圏と、太陽系を出るまでを一気に描きます。
もちろんすんなりと通過できるわけもなく、ガミラスからの攻撃に幾度となくさらされるのです。

今回登場するのが、ヤマトといえばこれ。波動砲ワープ
グラフィック、メカニックが超美麗になっているので、
ヤマトを初めて観る人にも、この2つがいかに難しいことかが伝わりやすい。
ストーリーを凝縮している分、丁寧な脚本にもなっていると思いました。
旧作ファンにも、波動砲とワープのシーンは必見と言えます。

そしてそして、第二章の見どころはもうひとつ。
とうとうデスラー総統が登場しますよーっ!

私の中では「デスラー=入浴」というイメージがあるぐらい、
旧作ヤマトでの入浴シーンが印象に残って仕方がないのですが、
今作でも! あります! デスラー様の入浴シーン!(トレーラーでも見られます)
しかも今回は、よりセクシーな入浴なんです!

デスラー様は、うっとりするような無駄のない筋肉、引き締まったウエスト、
そして内臓にまで響く魅惑のお声……
「私、デスラー様の侍女になりたい」と思ったほどです(酔ってません)。
立ち絵を見たときは正直あまり何も思わなかったのですが……惚れました。
動く、しゃべる新デスラー。女子必見です。

戦闘シーンが多く、息をもつかせぬ約90分。
観られる環境の方は、ぜひ劇場の大きなスクリーンで観ることをおすすめします。
私も、イベント上映が始まったら、また劇場に観に行く予定です。
パンフレットも欲しいですしねー。


小野大輔さん演じる古代進桑島法子さん演じる森雪、鈴村健一さん演じる島大介は、今回も大活躍ですし、
デスラー総統役は山寺宏一さん。エースパイロット加藤役には細谷佳正さんが!
ほかにも平川大輔さん、藤原啓治さん、田中理恵さん(山寺宏一さんとご結婚されましたね)などなど、
人気声優さんがあちこちに出ているので、気が抜けません。
声優ファンの方もぜひ!

旧作ファンだけでなく、若いアニメファンの方も、観ればきっと心に刺さるアニメーション。
毎日の生活が退屈になっていたり、何か燃えるものを探している人にも、ぜひご覧になってほしいです。


宇宙戦艦ヤマト2199
公式サイト
第二章「太陽圏の死闘」6月30日より全国10館の劇場にて期間限定イベント上映
(これを収録したBlu-ray&DVD第2巻は7月27日に発売されます。劇場に行けない方はこちらで!)